SNSのいいねはあるのに問い合わせが来ない。投稿の「その先」を点検する

SNSマーケティング

ReGoLith編集部 

SNS投稿を表示したスマートフォンから予約帳へ続く点線の道を描いた線画

SNSの反応と、問い合わせの間を見に行く

投稿への反応はあるのに、相談や予約につながらない。そんなとき、次の企画を増やす前に一度確かめたいのが、投稿を見た人がその後にたどる道です。内容に興味を持っても、対応地域がわからない、料金の考え方が見つからない、相談先に迷う。こうした小さな疑問が残っていないかを、初めて見る人の目線で点検してみましょう。

ここで紹介するのは、投稿の反応と問い合わせを分けて整理するための運用案です。問い合わせが少ない原因を、プロフィールだけに決めつけるものではありません。商品との相性や時期、認知の広がり方など、別の要因も残したまま調べます。

最初に「何が起きたら成果か」を一つ決める

たとえばサロンなら、初回来店の予約完了を目的にするのか、まず施術内容の相談を増やすのかで、投稿の案内は変わります。採用のアカウントなら、応募と見学相談も別の行動です。今月の投稿で促したい行動を一つ選び、それを数える場所まで決めてください。

「予約ページが開かれた」と「予約が完了した」は同じではありません。リンクを押した回数だけを予約件数として報告せず、予約システムや受付で確認できた件数を分けて記録します。確認できない部分はゼロとせず、未計測と残します。

スマートフォンで、投稿から相談まで進んでみる

まず一つの投稿を選び、プロフィール、案内ページ、問い合わせ先まで実際にたどります。見るのは、リンクが開くかだけではありません。何を頼める会社なのか、自分が対象なのか、次に何を伝えればよいのかが、その場で理解できるかを確認します。

仮に動画制作の相談を募る投稿なら、「詳しくはこちら」だけでなく、リンク先で対応する制作内容と相談方法がわかる状態を目指します。問い合わせ欄には「使う場面・希望時期・決まっていること」などの入力例を添える案もあります。未定でも相談できる項目は、その旨を伝えます。実際に受け付けていない対応を、集客のために追加してはいけません。

記録は、見られた数と動いた数を分ける

集計表には、投稿の目的、公開日、確認日、投稿側の反応、リンク先で確認できた行動、受付で確認できた相談を別々に置きます。Metaの2021年の公式発表でも、投稿のインサイトには再生だけでなく保存やシェアなど複数の項目が紹介されています。ただしこれは当時の発表です。現在の表示名称や取得できる項目は、使用中の管理画面で確認してください。

いいねが増えたことは反応として記録できますが、それだけで購入意欲が高まったとは断定できません。保存も予約の代わりにはなりません。投稿別に追えない問い合わせは、アカウント全体の相談件数として扱い、一本の投稿の成果に割り振らないようにします。

直すのは、まず一か所だけ

点検で複数の気になる点が見つかっても、最初の試行では変更箇所を絞ります。たとえば、プロフィールからのリンク先を整理する、相談に必要な情報を明記する、といった修正です。内容、変更日、観察する期間、見る項目を短くメモしておきます。

比較する際は、公開からの日数や広告の有無、投稿本数、キャンペーンの条件も添えます。条件が大きく違う期間を並べて、修正だけの効果と言い切らないことが大切です。相談が一件増えた程度なら、方向性を考える材料にとどめ、もう少し記録を続ける判断もできます。

次の投稿を増やす前の、短い確認時間

運用会議では「どの数字が変わったか」「理由として何が考えられるか」「次に一つ何を変えるか」を分けて話すと、打ち手を決めやすくなります。原因がまだわからなければ、確認する項目を一つ決めるだけでも構いません。投稿の工夫と、その先の相談しやすさを一緒に整えていきましょう。

参考資料

参照確認日:2026-10-22

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